[最終更新日:2022年8月4日]
石川県の中でも異彩を放っている羽咋(はくい)市。以前から「UFOのまち」として有名でしたが、数年前からインターネット上で「ジョジョ石」が話題になっています。この街はとにかく奇妙な観光アピールが多いのです。そこで石川県羽咋市の楽しい観光地を紹介しましょう。
「UFOのまち」と変な観光PR
羽咋市は昔からUFOの目撃情報が多かったので「UFOのまち」として観光PRしています。「コスモアイル羽咋」という宇宙科学博物館まであります。公式にNASA特別協力施設ということです。近年ではマンガ『宇宙兄弟』の人気から宇宙マニアも訪れるようです。日本では有名なUFOジャーナリスト、あの矢追純一さんが名誉館長をつとめているというから驚きです。
[宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋] → http://www.hakui.ne.jp/ufo/
「ジョジョ石」の前でジョジョ立ちしよう!
JR羽咋駅前にあるマンガの擬音の石像は、インターネットでは「ジョジョ石」と呼ばれ親しまれています。この石像の前に立ち、マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の登場キャラさながらのポーズで撮影する観光客も多いのです。ジョジョ石は全部で5種類あるようです。マンガオタクは撮影しに来るべきですよ。知る人ぞ知る面白い観光スポットなのです。
実はこの石像は彫刻家・馬渕洋氏(金沢美術大学出身)の作品で、駅前通り商店街事業協同組合が設置。こういうセンスが大好きな人が世の中にはたくさんいますね。どんどん「ジョジョ石」の前で「ジョジョ立ち」して、ブログに写真をアップしてほしいと思います。
羽咋市は見所満載かつマニアック!
「UFOのまち」や「ジョジョ石」以外にも楽しいスポットがたくさんある羽咋市。「千里浜なぎさドライブウェイ」は日本でも珍しい海岸線のビーチをクルマで走ることができる場所なんです。縁結びの神社として女性に人気のパワースポット「氣多大社」(けたたいしゃ)もオススメです。また、歴史を伝える貴重な文化財が収められた「妙成寺」「永光寺」「豊財院」や「羽咋市歴史民俗資料館」など注目すべき観光名所ばかりなんです。
そこで直接、羽咋市観光協会に話を聞いてみました。
「江戸時代に空を飛ぶ『そうはちぼん』(※1)の目撃情報が多くあったと氣多大社の文献に残っていて、それがUFOの町と呼ばれる由縁だと思います。羽咋にはUFOマニア以外にも折口信夫の墓(※2)を訪ねて文学マニアの方も時折来ます。歴史的な重要文化財にしても、ジョジョ石にしてもマニアックなものが多いですね。羽咋はマニアックがキーワードなのかもしれません (笑)」(羽咋市観光協会・岡田さん)
石川県羽咋市はサブカル的センス溢れる街なんですね。皆さんも石川県羽咋市に行って「奇妙な冒険」を体験してみてください。
※1 そうはちぼん…本来は仏具で、シンバルのような形をした楽器。だが自由自在に空中を浮遊する怪火、火の玉、もしくは「江戸時代に現れたUFO」として「そうはちぼん伝説」が残っている
※2 折口信夫(おりくちしのぶ)…1887年〜1953年。民俗学者、国文学者、国語学者、詩人・歌人
住所:石川県羽咋市旭町ア200番地 羽咋市役所2F
公式サイト→ https://notohakui.jp/
Facebook→https://www.facebook.com/hakuishi.kankoukyoukai
※この記事は2015年4月16日に「アークのブログ」にて公開されました。